落語の影響を受けた太宰治短篇集
太宰治 著/978-4990428839/184ページ/小説/1,700円(税別)/2009年12月刊
パブリック・ブレインの〈太宰治生誕100年記念出版〉の第3弾です。太宰の文学は、落語の影響を受けているといわれます。太宰の友人で作家の檀一雄や開高健などが言及。本書では、太宰文学の中で、落語の影響を受けた、またはそう考えられる作品を掲載しました。「駈込み訴え」「女生徒」「ロマネスク」「春の盗賊」。その他に、最も注目される若手落語家・柳家三三さんのインタビューと、本書の表紙絵や挿絵を担当してくれた韓国の新進気鋭のアーティスト・宋知恩さん(東京藝術大学大学院在学)のインタビューも掲載しています。そのほか内容は盛りだくさん。