自費出版用語集 さ行

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■さ行

CMYK(シー・エム・ワイ・ケー)シアン、マゼンタ、イエロー、黒のこと。この4色ですべてのカラーバリエーションを補う。フルカラーの場合は、この形式を使う(Photoshopなどで設定)。通常、書籍印刷の場合は、この形式となり、RGB(アール・ジー・ビー)は用いない。CMYKはRGBより彩度が暗くなるため、データは最初からCMYKで作る方がよい。
JAN(ジャン)コード「販売コード」のこと。これも日本図書コード管理センターで取得可能。販売コードはバーコードにより、表紙カバーに付与が義務付けられている。バーコードの作成は、業者に頼むこともできる。書店流通販売やAmazon販売では、これがないと取り扱ってもらえない。
出版契約書著者と出版社のあいだで交わされた契約内容を書面にしたもの。特に販売を行う場合、交わされる。
出版権当該書籍を出版する権利のこと。通常、出版社が保持している。そのため、著者は別の出版社で再版したくとも、勝手に行うことはできない。必ず元の出版社の許諾が必要である。最近は、出版権に関するトラブルが、大手出版社と著者の間で、よく起こっている。
上製「じょうせい」と読む。最近では「ハードカバー」ともいう。高級な書籍や単行本と呼ばれるものに使われる。
書店流通一般の書店や本屋などに書籍を流通させること。ただし、自費出版の場合も、流通に乗せることは可能だが、そこから先が困難。つまり、流通を利用したからといって、書店に書籍が並ぶとは限らないということだ。なぜなら、書籍を並べるのは、書店の判断だからだ。「必要ない」と判断すれば、書店は新刊でも1ヵ月も経たないで返本してくる。それらはすべて在庫となり、出版社によっては、倉庫で眠らせてしまう。そのため、自費出版において、「書店流通」を考えている著者は、このことを十分考慮すべきだ。安易な発想での書店流通は控えるべきだ。その点、Amazonは、いわゆる「オンデマンド」なので、いつでも販売機会はあるといえよう。
スリップ「ボウズ」「短冊」ともいう。書店などが追加注文しやすいように、書籍に挟んでおく注文書のこと。書店の在庫管理にも使われる。販売をしない場合は、付けなくてもよい。
本を棚に入れたときに見える箇所。タイトルと著者名、版元名などを記載するのが通常。
製本印刷後の作業で、印刷された用紙をまとめること。自費出版の場合、綴じ方や並製か上製かといったことまで含む。「がんだれ製本」「フランス製本」などはおしゃれ。