アマゾンのみ販売サービス
アマゾンで紙書籍を販売する!
■アマゾンで紙書籍を売る方法とは?
●紙書籍と電子書籍は売り方が違う
アマゾンで書籍を購入することは、一般的になってきました。当然、売る側としても利用します。
自費出版を検討している方も、アマゾンで売りたいと思っている方が多いです。書店流通販売となると、部数を多く刷らないといけなかったり、コスト高になったりします。その点、アマゾンのみでしたら、アマゾンとの取引だけなので、多くの部数は刷らなくて済みますし、コストも抑えられます。
ただ、気をつけたいのは、紙書籍と電子書籍の販売は別々だということです。アマゾンの場合、電子書籍はKindle(キンドル)ですが、これは別個で手続きする必要があります。
このページでは、あくまで紙書籍のアマゾンのみ販売サービスについて触れますので、ご留意ください。
●バーコードのない印刷・製本された書籍は対象外!
よくいただくお問い合わせに、次のようなものがあります。
すでに印刷・製本されている本(バーコードのない)をアマゾンで売ってほしい。
他社で作ってもらった本(バーコードのない)なんだけど、アマゾンで売りたい。
結論を言えば、上記の場合、お断りしています。その理由は、以下の通りです。
- ISBNコードやJANコードの付与、カバーへのバーコード印刷が必須のため、印刷・製本をやり直さないといけない。
- 内容が弊社の刊行物にふさわしくない可能性がある。
大きく言うと、2つの理由となります。
まず、前者ですが、アマゾンに限らず書籍を販売するためには、ISBN(出版)コードとJAN(販売)コードが必須です。それを表紙カバーに印字し、バーコードを作成し印刷しないといけません。
そうすると、カバーを改めて印刷・製本し直します。また、巻末の奥付にもISBNコードの記載などがありますので、こちらも印刷・製本し直さないといけません。
後者の刊行物の内容についてです。販売するとなると、発行所は弊社となります。それはISBNコードを弊社のものを使っていただくからです。
その場合、いくら自費出版とはいえ、当該書籍は弊社の刊行物のラインナップの一つとなります。そのためには、やはりクオリティが高いもの、また、ふさわしい内容のものであってほしい。
ですから、内容も確認していない刊行物に対して、「はい、販売します」とは即答できません。
もちろん、上記2点について了解をいただいた上で、アマゾンのみ販売サービスをご利用いただくことは可能です。
●アマゾンのみ販売サービスの費用(弊社ISBN使用の場合)
他のページでも触れていますが、弊社のアマゾンのみ販売サービスは、下記の費用がかかります。
ISBNコード・JANコード使用料、バーコード作成料+年間管理費=50,000円 |
少部数でしたら、50,000円以外に費用はいただきません。ただし、300部以上になりますと、1冊当たり保管料をいただくことがございます(サイズの大きい、重量のある書籍も別途保管料をいただくことがございます)。
契約は1年ごとに延長か更新かをお選びいただけます。基本的には、追加費用は発生しません(個人の方の場合)。ご要望に応じて、数ヶ月、半年といった対応もしていますので、ご相談ください。
●アマゾンのみ販売サービスの費用(取得済みのISBN使用の場合)
すでにお客様(個人・企業)がISBNコードやJANコードを取得済みで、それらを使用する場合でも対応可能です。
その場合は、書籍の内容や部数、サイズなどを考慮し、保管料や事務手続きなどの費用を算出いたします。
お気軽にお問い合わせください。
●印税について
アマゾンでの書籍販売の印税(還元率)は、書店流通販売と同じです。
実売部数×本体価格(税別)×40%= |
細かい話をしますと、アマゾンのマージンは40%です。仮に本体(税別)価格が1,000円だとしたら、下記の通りです。
アマゾン | 40% | 400円 |
著者(お客様) | 40% | 400円 |
弊社(パブリック・ブレイン) | 20% | 200円 |
上記のように、著者に400円を還元します。
●アマゾンに関する留意事項
以下、昨今のアマゾンに関する留意事項を挙げておきます。アマゾンのみ販売サービスをご利用いただく際、参考にしてください。
・販売側が自由に納品できるわけではない!
アマゾンへの納品は販売側が自由にできると思っている方が多いと思います。しかし、実際は異なります。あくまでアマゾンのAIが管理した販売動向や売上予測を基に、納品依頼が発生します。
そのため、AIが「この商品は半年も売れてないから納品してもらわなくていい」と判断したら、「在庫なし」の状況が続いても、販売側に納品依頼はされません。
ですから、「在庫なし」となっているので、書籍をアマゾンに納品してください、という著者からご依頼いただいても、版元(販売側)としてはどうにもならないのが現状です。
・閲覧数も考慮される
アマゾンから販売側に納品依頼が来るようにするために、一つの方法があります。それは、当該商品が掲載されているページの閲覧数を増やすことです。
すると、AIは「この商品のページは最近よく閲覧されている。それなら売れるかもしれないから納品依頼しよう」と判断してくれるようなのです。
ですので、「在庫なし」の状況が続くのを避けるために、自発的にも閲覧することを努めましょう。
・返品の頻度も増えている
アマゾンに一度商品が置かれたら、永久に置かれると思っていませんか? アマゾンは昨今、倉庫が飽和状態になり、各地に倉庫を建設するなど努力していますが、限度があります。
そのため、長らく売れない商品は返品されてしまいます。これは、書籍も同様です。一般的な書店でも起こりますから、これは致し方ないことではあります。
以上のように、現在進行形でアマゾンは進化している一方で、新たな問題に直面しています。弊社のアマゾンのみ販売サービスもフレキシブルに対応していきたいと思います。