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自費出版の疑問あれこれ③ 料金表とは?

自費出版の疑問あれこれ、3回目は、料金表について。よく自費出版会社のホームページなどに、「四六判」「A5判」など、サイズごとに、部数とページによる料金表が掲載されています。中には、結構安い金額が出ていたり、会社同士を比べると、随分価格差があったり、なぜなんだろう? と思う方が多いようです。

結論からいえば、料金表は、あくまで参考程度として、個別に見積もりを取る方が、ベターです。料金表に載っている費用が安いから、自分の予算内だ、などと判断してはいけません。なぜなら、料金表は各社によって、その前提条件が異なっているからです。

たとえば、四六判、200ページ、100部という仕様で、A社が10万円、B社が20万円と料金表に載っているとします。この場合、誰もがA社が安いと思うでしょう。しかし、前提条件を見てみると、

A社が「表紙カバーなし、本文モノクロ・上質紙、ソフトカバー」。

B社が「表紙カバーあり・フルカラー、本文モノクロ・クリームキンマリ90kg、ソフトカバー」。

さらに、A社は「完全データ入稿の場合です。オプション別」。

B社が「校正・編集無料、レイアウト費用込み」。

といったサービス内容だとします。

この場合、必ずしもA社がお得とは思えません。書籍をつくる上で、表紙カバーを付けるのは、およそ定番です。本文用紙が上質紙というのは、ちょっと質としてはいかがなものか、となります。

一方で、B社はおおむね良心的な前提条件。そして、制作に関してもフォローしてくれる。プロでない限り、完全データ入稿はハードルが高いのです。結局、オプション費用を支払うのであれば、A社はお得とはいえません。

そろそろまとめます。

つまり、料金表に掲載されている金額は、最終的に支払う金額とイコールである、という可能性は極めて低いということです。

パブリック・ブレインでは、そういう「誤解」を招かないためにも、料金表は用意していません。個別にお見積もりを取りますので、お気軽にお問い合わせください。もちろん、細かいご要望をお伝えください。