どういう原稿を作ってほしいのか
自費出版をしたい。自分史を作りたい。社史を作りたい。自分のビジネスのアイデアを本にまとめたい。
いろいろなニーズがあります。
でも、時間がなかったり、文章力がないから執筆に自信がない。そういう方は多いと思います。
パブリック・ブレインでは代筆サービス、原稿作成サービスも提供しています。今回はそのお話を。
■なぜ本を作るのか
なぜ本を作るのか。大前提として定まっているでしょうか。この問題提起は、概ね本のテーマとも繋がっていきます。
例えば、古希を迎えるに当たり、自分の人生を振り返りたい。できた本を親族に配りたい。
とても明快な動機ですし、テーマです。
そうなれば、長い間書き続けていた日記などが素材になります。ないとしても、インタビューすることで半生を振り返り、語っていただきます。作成する側もやることはシンプルです。とにかく時間をかけて、お話を聞く。
必要あらば、アルバムから昔の写真などをスキャンして掲載する、といった提案もできます。
また、会社を辞めて起業するので、創業理念やサービス内容をまとめた書籍を作りたい。せっかくなので販売もしてみたい。ただ、書店流通販売は在庫過多の恐れがあるので、ハードルが高い。せめてアマゾンで少部数販売してみたい。知人・友人も買ってくれると言っているし、顧客にも買ってもらえる可能性がある。
これも、とてもはっきりした目的です。
まだ資料が手元になければ、ざっくりしたものでもいいので、A4判1枚くらいにまとめていただき、それを基に、お話しを聞き出す。過去の実績なども伺って、なぜ創業することになったのか、創業したらどういうサービスを提供したいのか、夢は何かといったことを伺って、原稿にし編集していきます。
とにもかくにも、「なぜ書籍を作りたいのか」。この動機や目的が明確であることが大事です。そのためには「どういう原稿を作ってほしいのか」という次の段階に進めます。
もちろん、章立てや構成などは漠然としていても構いません。ただ、軸として、上記のことはブレずに持っておくことが大事です。