編集・校正・校閲
出版において絶対欠かせない!
■パソコンがなければ、編集作業はできない?
さて、印刷と製本だけは、絶対に自分ではできません。ということは、これらに関する費用は、絶対にかかるということです。コストを抑えるために、「完全データ入稿」をするには、最低でもパソコンを持っていないとできません。手書きで進めている人にとっては、ページレイアウト、校正、表紙デザインなど、編集作業を自費出版会社に依頼することになります。
■本づくりの基本を押さえつつも、こだわりは持とう
本づくりにおいて、「目次」「奥付」をつけるというのは、体裁上必要なことです。その他に、印刷費用を抑えるためには、本が8の倍数のページでできていることを理解しないといけません。つまり、100ページちょうどの本は基本的にはありません。8の倍数ではないからです。96ページか104ページが、100ページに近いページになります。
というように、本づくりには、基本があります。これらを守った方が、コストを安く抑えられますし、読む人にも親切です。しかし、基本に忠実すぎるのも、どうか……。やはり、せっかく本をつくるのですから、こだわりは持っていたいものです。
「これだけはやりたい」
自費出版の場合でも、このことは必ず主張しましょう。そのうえで、善処するのが、編集者の腕の見せどころなのですから。無碍に、「できません」と言うような編集者であれば、やる気のない、と判断してもいいでしょう。
■校正・校閲は、絶対に欠かせない!
よく原稿を入稿いただいた際に、「何度も見直したから、誤字・脱字はないと思います」と、おっしゃる方がいます。しかし、いざ、原稿をチェックし始めると、意外とあちこちに……。いわゆる校正・校閲というのは、誤字・脱字を発見するだけでなく、内容の整合性や事実確認、文字表記の統一、文章の添削といった内容を指します。
たとえば、内容の整合性について。
登場人物Aが、50ページのところで、登場人物Bの家に行くのに、「自転車で5分かかった」という記述があったとします。ところが、100ページでは、「歩いて3分くらいで到着し……」という記述があれば、矛盾していますので、どちらかに合わせないといけません。そういう指摘を行います。
事実確認の例です。
「作家・太宰治は2010年に生誕100年を迎えました」という内容があったとします。このとき、校正者は、「太宰治が作家であること」「2010年に生誕100年を迎えたこと」を調べます。この場合、後者は「2009年」が正しいため、記述に誤りがあるわけです。こういった事実確認を行います。
続いて、文字表記の統一です。
例としては、漢字とひらがな表記の統一。よくあるのが、
・「~する時」と「~するとき」
・「~と言った~」と「~といった~」
というような表現です。これらをどちらに統一するか、という判断を著者の方にしていただきます。あるいは、多出傾向に合わせます。しかし、昨今、ここまでの統一を図ることは、あまりしなくなってきました。「キーワード統一」というふうに、キーワードのみ統一することが多くなってきています。他には、数字やアルファベットの統一です。
・全角数字か半角数字か、あるいは、漢数字
・全角タテのアルファベットか半角ヨコのアルファベットか、あるいは、略語(WHO、USAなど)はタテにする
最後に、文章の添削です。これは、説明するまでもありませんが、こうした方がより論理的になる、理解しやすくなる、など、表現を改めることを提案いたします。
パブリック・ブレインの自費出版は、基本的にはこういった校正・校閲に対して、費用をいただいていませんので、大変お得です。
■文字起こしから、編集まで何でも承ります
その他、下記の編集サービスも承っています。
文字起こし | 原稿用紙などに書かれた手書き原稿をデータ化すべく、文字入力を行います。 |
テープ起こし | 音声データやカセットテープに録音された音源を原稿に起こします。 |
原稿リライト・構成 | すでに完成された原稿を改めて構成し直し、手を加えます。また、散乱している原稿をしかるべくページ数にまとめるために、原稿を選んだりといった編集作業も行います。 |
外国語翻訳 | 日本語テキストを英語やフランス語、中国語などに翻訳します。 |
大手出版社様のアウトソーシングも承る弊社だからこそ、本格的な編集により、ハイクオリティの書籍づくりが行えます。